よくあるご質問

国連大学は、学術的国際協力を促進し、地球規模の緊急課題に関して具体的解決策を目指す学際的研究を行い、さらに途上国の研究・研修面の能力強化に寄与することを目的として創設された大学です。その活動に際し、国連の通常予算からの予算配分は受けておらず、各国政府や企業、団体、個人などからの任意の寄付を基金として積み立て、その運用益を基本的財源にして運営されています。
国連大学協力会は、日本の民間からの国連大学に対する支援の窓口として1985年に設立された財団で、東京・渋谷の国連大学本部施設の中に事務所を設けています。内閣総理大臣より「公益財団法人」の認定を受け、広報・キャンペーン活動、講演会・シンポジウム事業、資金助成事業ならびに協力事業によって国連大学を支援しています。

国連大学のプログラムや将来世界的なリーダーとなる人々の人材育成活動を促進するために、各種の支援活動を行っています。

「国連とその加盟国が関心を寄せる、緊急な対応を必要とする地球規模の諸問題に学際的な解決法を見出す」という任務を達成するために、特定の領域を設定し、画期的な方法・手段を取り入れて、基礎および応用研究と目標を定めた洞察的な政策研究を行っています。また、現在世界が抱える問題に取り組み、人間の安全保障、平和、開発にかかわる緊急課題に立ち向かうため、人間の持つ潜在能力を開発する取り組み(人材養成、能力開発)を行い、さらに適切な知識を最も必要としている人々に、役立つ形で提供することを目標として、知識の普及とコミュニケーション活動を行っています。

国連大学は国連の機関でありながら、国連の通常予算からの予算配分はまったく受けていません。国連大学が行うさまざまな研究と研修は、世界各国の任意の拠出金と民間からの寄付金によって運営されています。国連大学協力会では、個人または企業・法人の皆様からの寄付を募り、いただいた寄付金を国連大学の諸活動への助成に充てています。

国連大学協力会(JFUNU)では、「一般寄付制度」「国連大学大学院支援募金」ならびに「賛助会員」を募ることによって、国連大学の事業活動を支えています。皆様のご寄付は国連大学協力会を通じて国連大学へ届けられます。

国連大学を継続的に支援していただくことを目的として、国連大学協力会が設置している制度で、国連大学協力会の賛助会員(通称英語で「Supporting Members of UNU」)を個人および企業・法人の方々を対象として募集し、会員の方から納入いただいた年会費を国連大学のさまざまな事業活動に助成し、役立てています。

会員になった場合の特典として、1)国連大学本部図書館の利用・本の貸出、2)国連大学主催の会議等のご案内送付、3)国連大学広報部発行の定期刊行物の無料送付、4)国連大学本部内の会議場の利用(法人会員の方のみ)等があります。

会員期間は1月1日から同年12月31日の1年間です。 年途中での入会をご希望の場合は、事務局にご相談ください。 以後、会員資格は、退会の意思表示がない場合、毎年1年間の自動更新となります。更新手続きに関しては、所定の時期に、賛助会事務局よりご案内いたします。

公益財団法人国連大学協力会への寄付金は、特定公益増進法人への寄付金として、所得税・相続税・法人税の税制上の優遇措置があります。また一部の自治体では、個人住民税の寄付金控除の対象となります。

税金のお問い合わせについては、お近くの税務署や税務相談室に直接お尋ねください。

国連大学と国連大学協力会で支援を必要とするプログラムを協議します。各プログラムに対する具体的な支援金の配分は、国連大学協力会に設けられた諮問機関(助成諮問委員会)で審議・決定されます。

一般寄付または賛助会員お申し込みの際に、特定プロジェクトへの支援希望の旨をご連絡いただければ考慮いたします。