
国連大学協力会では、国連大学で学ぶ外国人学生や研究者を、日本文化に触れてもらう機会として、毎年歌舞伎鑑賞会に ご招待しています。2020年を最後に、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で開催を見合わせていましたが、2022年7月27日、2年ぶりに劇場へ足を運ぶことが出来ました。
感染症対策に万全を期して集まったのは、ガーナやフィリピンをはじめとする、10か国から12名の学生たち。この日は、国立劇場で、外国人のための歌舞伎鑑賞教室 – 『紅葉狩(もみじがり)』を鑑賞しました。前半は、解説「歌舞伎のみかた」。中村萬太郎さんと元フジテレビアナウンサーの木佐彩子さんとの英語を交えた軽妙な語り口に引きこまれてしまいました。後半は、「紅葉狩(もみじがり)」。「竹本(たけもと)」・「長唄(ながうた)」・「常磐津(ときわず)」の3つの「音曲(おんぎょく)」によって、伴奏される舞踊です。平維茂(たいらのこれもち)による信州の戸隠山(とがくしやま)の鬼女退治を描いた同名の能の作品から歌舞伎化されました。戸隠山へ紅葉狩りに訪れた維茂は、更科姫(さらしなひめ)という姫に出会い、勧められるままに酒を飲みます。やがて更科姫は鬼女の正体をあらわして、酔いつぶれた維茂に襲い掛かりますが、維茂は名刀小烏丸(こがらすまる)によって難を逃れるというストーリー。2枚の扇を使用する振り付けの「二枚扇(にまいおうぎ)」、1人の俳優が、前半の典型的なお姫様の姿と、後半の激しい動きの鬼女の姿を踊り分ける点など、歌舞伎十八番の演目だけあって、見どころ満載。
・I particularly liked the makeup and costume design.
・The music was very intriguing, too!
・The use of instruments to accentuate the plot of the play fascinated me.
・The fight between the main protagonist and antagonist was interesting.
・The final fight scene was most interesting.
などと学生たちも、まさに見どころに惹かれ、艶やかな歌舞伎の世界に すっかり魅了されたようでした。
